2009/07/16

交通系ICカードに関するメモ (3)~地域系カードへの模索は?

)()からの続きです。


経済的なことを考えると、札幌市営地下鉄(SAPICA)と提携できなかったのは痛い。
札幌市民の足でもある地下鉄、SAPICAの発行数は10万枚を突破している。

Kitacaと合わせると25万枚で、札幌圏の人口の約10人に1人は保持することになり、利用者の母数は跳ね上がる。

この点九州地区は、JR九州、西鉄、福岡地下鉄が合意し、相互利用化を2010年までに行なう予定であり、広域的にICカードの経済的効果を図ろうと手を結んできている。

利用者の母集団を増やすというビジネスの面からも、利便性が高くなるという利用者の面からもwin-winの関係になっていると思われる。


これがSAPICAとできないのはなぜかというと、SAPICA側が高齢者パスとつなげたいであるとか、乗車割引率の関係で相互関係を図りにくい、といった点であった。

さらに、交通系ICカードの先駆的地域として実験しながら、Suicaに先を越されるなど、気持ち的な部分もあるのではとも言われている。


これは今後技術的にも政治的にも解消していかねばならない課題だろう。

さて、今の発行枚数である程度の頭打ちが考えられるがどういった方法が他にも考えられるのだろうか。


下の写真を見て欲しい。












(高松琴平電気鉄道のことちゃん)

ことちゃんである。はっきりいってICカードのキャラクターの中でも群を抜いて可愛い。


これはIruCaということでんの乗車用ICカードである。なんと鉄道利用者のうちICカードの利用率がなんと約8割ほどらしい。ほとんどの人がICカードを使うのが高松、なのである。

なぜかというと、自動改札機の普及が遅かったというのが一因に挙げられる。

人の手による改札が長く続いていたらしいが、ICカード普及に伴い自動改札も増えたとの事。ちなみに改札は全部ICカード専用機である。


IruCaの発行枚数が10万枚ほど(2007年時点)であるから、実際にKitacaの規模とそこまで変わらない。

さらに、ICカードビジネスで重要となる加盟店舗数の増強を第一にしていないというではないか。

その理由は、


・地域での生活を支えるカードにしたい

という思いが強いようだ。




むしろ、小さな規模のマチでは利用店舗導入を増やすだけ赤字になっているそう。
地域カードとして普及するための投資という考え方だ。


香川大学の学生証に使われているほか、文化的施設での支払い、マチナカにもICカードのチャージ機があるなど、マチの規模等を考えても地域密着型になっているようだ。

(JR東日本も明治大学の学生証のようにSuicaと一体型のものがある。確か三菱の系列企業の社員証ICカードもあったはず)


今後北海道(Kitaca)でも考えていかねばならないのは、

・沿線地域学生、会社へのICカード学生証、社員証の導入の営業


・地域のカードとしての普及を目指している点を含め、SAPICAと相互利用を図るための交渉

・狸小路商店街(すすきの地域)との連携

・函館、旭川地域への導入 → 域商店街、駅前市街地への導入。駅設置はビジネス需要として、特急列車利用者向けのICカード対応改札の設置(函館駅、旭川駅のみの設置でもよいのでは?)



などではないだろうか。


(参考)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0709/14/news030.html
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0709/19/news011.html

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