2010/02/28

津波と波浪

南米西部における地震の影響で、はるかかなた日本にまで津波が到達するということが話題になりました。

波浪注意報というのは頻繁に聞きますし、津波注意報というのもたまに発令されていますね。
今回大津波警報というのもあるのにびっくりしてしまいました。

函館含め、一部警報は解除されましたが、現在も依然として警戒態勢の模様。

波浪と津波の違いがわからなかったのでチョット調べて考えてみました。

波浪は数m~数百mの波長の波のこと。津波は数㎞~数百㎞の波のこと。


津波の波長は単純に考えても約10倍以上波浪より大きいということですね。

λが大きいわけですから、波と波の山の距離はかなりの距離があります。
実際に時間が空いてから第二波、第三波と非常に大きな波が来ている地域もありました。

海の波は、式で表せるほどきれいな形ではないと思いますが、波の式はv=fλですから、波長が大きいだけ、波の速度もものすごく早いわけですよね。
運動エネルギーも1/2 ・ mv2ですから、速度が速いだけものすごいエネルギーを持ったものが押し寄せてくる。逆に引き上げていく力もものすごく強い。


津波の進行方向の海水の動きについての海水浴場の安全基準としては、0.2~0.3m/秒程度以下が適当と言われており、0.3~0.35m/秒程度で遊泳注意・部分禁止となることが多い。津波の高さが0.2mを超えると、流速が0.3m/秒を超える例が多くなる。津波の高さが0.2mを超えると予測される海岸には、津波注意報を発表する。

1秒あたりたった10cmほどはやくなるだけで安全か安全でないかの基準が変わるわけですから、波を甘く見てはいけないということでしょう。

函館の最初の津波が30cmだったので、たったこんなものか、と思っていたのですが、思ったより怖いもので、油断は禁物ですね。

国道は通行止めになっても、山道を迂回したり、別道路を使っていけばよいだろうからまだしも、海沿いを走る鉄道はどうも動かせないので、全国で、多くの列車が運休したことは多くの人にとって痛手となった。

天災とはいえ、安全確保のためには痛みを伴うことである。
当事者になった時は、自分本位になるのでなく、みんなで理解しなければいけないところ。

(参考)
気象庁HP
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq26.html#tsunami_4

2010/02/20

交通事業の公共性

最近ですが、就職活動中の学生の就職相談を受けました。

学生らしさがすごくあって新鮮でいいな、と思いました。何より自分自身がどういった思いを持っていたのか振り返る時間にもなりました。

そこで再考しなければいけないな、と思ったのが交通事業の公共性です。

飛行機、バス、鉄道、船舶などは、移動サービスを提供する仕事として、公共性が高いと考えられています。

これは本当にそう思ってよいのだろうか?ということです。


乗客の利便性を向上させる、人々が暮らしやすい環境を作り上げていくのは公共性の高いことで間違いはないと思います。

東京都内の私鉄・地下鉄・JRの相互直通運転なんて利便性を考えると、本当によい取り組みだと思います。地方で足のない学生・お年寄りに移動サービスを提供するのも公共性のあるものといえるでしょう。

新幹線や飛行機で遠距離の地域が短い時間で結ばれるのも利便性が高まってよいことかとは思います。

しかし、こういった場合はどうでしょう。

例えばある鉄道沿線に住んでいるとします。

---
ある鉄道会社は経営が非常に圧迫されています。
経費削減、関連事業の撤退だけではどうしようもないので、経営破綻を防ぐべく、運賃を値上げすることにしました。

沿線の人々は、不満がありながらも、通勤通学等移動に鉄道を使うので、鉄道がなくなったら困ると思っています。

鉄道の運行はこれからも果たしてもらいたいので、負担が増えたとしても交通網を維持したい。
住民は運賃値上げを了承することになりました。
---

こういった話が出たとすれば、はたして鉄道は公共性を保てているのでしょうか?
公共性の減耗とも言えるのではないでしょうか。

他にも、この航空路線は搭乗率が採算ラインを割っているため撤廃します、という話を簡単に鵜呑みにしてよいのでしょうか。

民間会社だから、値上げは仕方ない、採算が合わないからだけではすまないところがありますよね。

もう一つ例を挙げます。

---

開かずの踏切が問題になっているので、高架化して車の渋滞を解消した。
一方で近隣住居の日照権が侵害されてしまった。


利便性を高めるため、新幹線の300㎞運転を了承した。
一方で近隣住民が騒音問題で悩まされることとなった。


空港建設により、土地を失ってしまう、騒音の問題があるというため、地元住民が反対した
---

①②③、どれも個人の権利が冒されても、公共の福祉という理由で成立していることもあるかと思います。
こういうことを考えるとやはり交通事業は公共性の高いものだ、と考えてもよい気がしてきます。


ただ、やはり経営の中で交通事業の存廃や値上げなどを短絡に結んではいけないのが交通事業者です。
そういった意味で民間交通事業者は難しい取り組みをしていると思いますし、沿線中心に関連事業で稼いでいる面も多いのだと思います。

公共的ではあるけれども、公共を侵しかねないということを肝に銘じなければなりません。


番外になりますが、都内の相互直通運転のおかげで気付いたら多く料金が取れられてしまっていた!なんてことないですかね?

東京に住んでいた時、メトロ、都営線、JR、私鉄、気付いたら色々な線に乗車していて余計に色々な会社へ運賃を支払っているな、なんてことがよくありました。

例として、田園都市線の青葉台駅から、表参道駅に集合するとします。

田園都市線~半蔵門線直通で列車に乗っていったとして420円。
一方、田園都市線終着の渋谷で降りて、表参道まで徒歩で260円。

直通運転で利便性があがっているにこしたことはないのですが、実際は首都圏沿線鉄道会社がうまく運輸収入を上げていく一つの方法でもあると思います。

乗り換えもないし、そのまま列車乗ってっちゃおうぜ!
という気持ちを収入につなげているのはすごくビジネス的にもうまく、winwinな関係になっているな、と思います。


最後になりますが、JRの地方線や、第3セクター線、地方都市、田舎のバスなどで、
こんなダイヤで、誰乗るんだよ!公共性保ってるのかよ!
など思っている住民も少なからずいると思います。

1日に1往復しか来ない駅は誰が利用するのかなども、公共に関して考えるべきことかと。

これから東北新幹線新青森駅開業に伴う、青い森鉄道の延伸や、新函館駅延伸に伴う江差線の動向なども影響が気になるところですが、補助金で維持していくようなれば、結果的に地域住民の税金から負担することになり、負担増と考えられることでもあります。

公共性を高らかに謳うのではなく、実際に交通網をどれだけ必要としているのか、どれくらいの受益をもたらすのかを考えなければなりません。

そして公共を保つには、より多くの人が必要とし、利用していくことがなければ成り立ちません。

鍵はやはり中心市街地、なんだけれども。
各路線の集積地が便利であればあるほど相乗効果になるのは明らか。

函館の場合マチが分散しているので簡単には言えないですが。


この話に自分なりに答えを出すのは難しいです。
公共、公共性、という言葉に関して詳しい方いましたら考えを聞かせてください。

2010/02/14

St.Valentine's Day

2月14日はバレンタインディ。すっかり忘れていました。

こんなもの、頂きました。
一見トリュフに見えますが、これ、アジアのフルーツリュウガンです。
今回食べたのはdryにしたものですが、味は独特でチョコのような、プルーンのような…感じです。

ウォン缶!
チャーリーとチョコレート工場のチョコレートが4枚も入っています。
オーストラリアからネスレが輸入している板チョコのタイプです。 中身はチャーリーの帽子のデザイン。

缶の車が後で使えそうです。
甘くておいしいですが、1枚200g近くあるみたいなので、食べきるには時間がかかりそうです

そしてとどめに貰ったのは停電。復旧まで3時間くらいかかりました。写真は復旧の様子↓
暗闇で思うことは多々あったわけですが、最終的に部屋で何もできず停電2時間後くらいに懐中電灯を購入。

帰って電灯の明かりをつけ、文明の利器に感動した10秒後くらいに電気が復旧。
パッと光がつきましたとさ。
たまにはロウソクもいいね。

高校時代ヨガで火を囲んだのを思い出す。

2010/02/08

流山温泉冬祭り

流山温泉では先週の土日に引き続き11日、13日14日と冬祭りを開催しています。
http://www.onuma-guide.com/newsblog01/2010/01/post-98.html

先日は氷点下10度近い寒さの中でしたが、多くの方が足を運んでくださいました。

下の写真は缶けりアイスクリーム作りの様子。
専用のボールに材料を入れます。

裏側からボールの中に雪や氷をつめ、材料を急速に冷やします。
その後、かき混ざるように、蹴ったり、転がしたり、投げたりetc...およそ7分~10分くらいボールで遊びます。
蓋を開けます。
中からヘラでアイスクリームを取り出し、出来上がり。
生クリームも多めに入れていたのでとてもおいしい!
他にも、氷のグラス作りや、
アイスロッジなどもあります。
アイスロッジはなかなかいい雰囲気です。
氷の滑り台、スノーラフティング、パラグライダー体験もあります。

生まれてはじめてパラグライダーを体験しました。
今回は平坦な雪面からの飛行だったので、ボブスレーで人とグライダーを引きます。

風によって、かなり変化はしますが、かなり飛びました。
一気にふわっと体が浮いていきます。

他にもミルクジャム、べこもち、木工品販売やおにぎり、豚汁(←なんと150円と安い!)などもあります。
今週はプラス気温でかなり暖かいので、機会あればぜひ足をお運びください。

2010/02/01

ゆきあそびようちえん

先週、大沼自然学校のイベントのお手伝い。
小さな子どもたちと雪遊び。

小さな滑り台を作って滑ったり、雪だまを作ったり。
午前中はお母さんと離れて遊ぶ企画だったのですが、この日は非常に寒いこともあり、子どもはかなりグズグズ。

お昼前には室内に戻り、お母さんと会えたことですっかり泣き止んだのでした。

寒かったこともあり、子どもは風の子元気な子、とはいかず室内に雪を持ってきて遊ぶ子どもも。
室内はびちょびちょになりながらも楽しく遊んでくれていたようです。

今日、東京は雪が降ったそうですね。

東京にいた時は、雪がないのが妙に寂しく、ふんわりとちらつく光景を見るだけで嬉しさがありましたが、また毎日雪のある場所に帰ってきた自分は、雪が降るという現象に関し、何も感じなくなったな、とふと思う。

当たり前の環境に慣れると、感動や感覚を忘れてしまいがちです。

函館生活にもかなり慣れてきたので、ちょっとしたことでも見失わないように、思い描いていることを忘れないように頑張らないとな。

駒ケ岳の頂上は見えず。

来週は、流山温泉冬祭りに、大沼函館雪と氷の祭典もあります。
http://crawford.jp/info/2010/01/232.php

流山温泉では、スノーラフティングやパラグライダー、アイスロッジに、マルシェもやります。
皆さん、ぜひ足を運びください。