最近、mixiの携帯ゲームアプリ、まちつく!が周りで流行っている。
携帯電話のGPS機能を活かして遊ぶことができる位置情報ゲーム、いわゆる位置ゲーである。
位置ゲーの特徴は、ある地域を訪問し、その地域でゲームサイトにアクセス等することで、ゲーム内で恩恵を受けることができることだ。
具体的には、その地域独特のお土産をゲットできたり、その地域を自分の領土としたりできる、といった話である。
鉄道会社は路線というその地域との密着性から、様々な企画を展開しているが、近年、この位置ゲーとコラボレーションしたイベントの展開が見られている。
有名なのはJR東日本とマピオンのコラボレーション。駅構内などでPRしていました。
携帯ゲーム「ケータイ国盗り合戦」との連携である。
以下画像として参考までに。
2008年末~2009年初頭にかけて行なわれた企画での参加者は約4万6000名、参加者の平均移動距離はなんと102km。
これはJRの運賃で行けば1890円である。
ビジネスついでにゲームにアクセスしているユーザーも多いそうなので、単純な掛け算にはならないが、このイベントによる地域訪問をJRで、という可能性も高く、非常に面白いコラボレーションであると思う。
そして、このたび、JR九州が、コロプラとのコラボレーション企画を実施。以下に画像を添付。
特徴はJR九州がコロプラ専用の特別企画乗車券まで販売している点である。
この手のきっぷは、種類も多く、条件も様々あり、認知されていないお得なきっぷも数多く存在する。
地方では観光でも車を使うことが多いが、若者を中心として、お得なきっぷもあるという認知を高め、JR利用を促進していく起爆剤になれば、と期待する。
ぜひ、3月終了時には結果を聞いてみたい。
JR北海道では12月19日~2月28日まで、駅名の写真を参加者の顔入りで撮影し、駅名しりとりをしていくという企画を実施。 (↓PDFファイル)
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2009/091211-3.pdf
悪く言うつもりはないが、これだと鉄道ファン以外のユーザーはなかなか取り込めない。
鉄道に興味のあるユーザーに少しでも鉄道に乗ってもらうというのはわかるが、もっと大多数が住まう未開拓の市場にもぜひ切り込んでほしい。
JR東日本、JR九州と、新たな領域に踏み込んでいる中、JR北海道もイノベーションを起こせるか。
2009/12/27
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